入会初年度に募集されたGTクイズ馬スティングシチー以来、ずっとGTクイズの権利付き募集馬を購入してきました。勝ち上がったのはディヴァインシチーの2勝のみでしたが、未勝利ながらもスティングシチーやレイアシチーは能力はそれなりで、昔は良い馬を充てていたと思っていました。
しかし、通常の募集馬の売れ行きの低迷から、確実に売れる通常年1頭のみ1000口のGTクイズ馬を2頭2000口にするなどクラブは暴挙に出、年総額440万円のGTクイズは口数を増やしたことにより1口の当選配当金が低下。魅力の低いものとなってしまいました。
また、金融庁の指示で募集馬の口数は500口が限度となってからは、どう考えても割高で走りそうもないキョウトシチーの産駒やタップダンスシチーの産駒をクイズ馬に充てるなど、暴挙も止まらず、GTクイズ権利馬の売れ残りが続出。そのことにより、逆にGTクイズの賞金は全体の口数が減ったことで飛躍的に上昇。
元々クイズの賞金目当てだった私はこれはいい機会だとクイズ馬の購入を決心しました。
今回は関東馬のメリーUも注目している種牡馬アドマイヤムーンの仔ということで購入予定でしたが、右後脚球節剥離骨折が判明。さすがに育成も遅れるでしょうし危険と判断し関西馬のみの購入ということになりました。
関西馬のフォーティUはあまり魅力を感じませんが、佐々木晶三厩舎というのはありがたいことです。
そんなこんなでフォーティUを購入!!。ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。
では、フォーティUの詳しい分析です。
父 ルールオブロー アーニングIDX 1.00 評価 B−
母 イソノフォーティ 未勝利 評価 E
母父 フォーティナイナー 評価 B+
兄弟 アベニールシチー 地方交流1勝 評価 E
生産牧場 幌村牧場 評価 E
調教師 佐々木晶三 評価 A−
馬体 評価 B+
GTクイズ権利馬
総合評価 1.88 評価 D
父ルールオブローは2001年産。9戦4勝。GUダンテSを2着してから臨んだGT英ダービーでは10番人気という低評価に甘んじていたが、ノースライトの2着に健闘。GT愛ダービーはグレイスワローの4着に敗れたが、GUグレートヴォルティジュールS(11F)で重賞初制覇を達成した。続きGT英セントレジャー(14F132yd)は1番人気に応える快勝を飾り、見事にクラシックウィナーの仲間入りを果たした。その後脚部不安に悩まされ、2006年に現役を引退。7歳春から、日本で種牡馬生活を開始した。
父キングマンボは、エルコンドルパサーの父としても知られる、ミスタープロスペクター系の名血種牡馬。母系からは、日本で種牡馬として活躍しているラッキーソブリンが出ている。
基本はマイルから中距離で成長は普通である。3歳になって急成長を示した。やや力の要る馬場で本領発揮。2008年の産駒数は71頭。2009年は63頭。2008年の種付料は150万円。
2008年産が初供給で現在2歳馬しか産駒はいないが、ハピシン(母フランチェスカは元我が愛馬で現在地方競馬で活躍中のボニーチシチーを輩出)が重賞ファンタジーS4着のち、阪神JFに出走(しかし結果は16着)などオープンで活躍し、2010年12月16日現在計3頭が中央で勝ち上がるなど順調で、アーニングIDXは0.92とまずまず。上記表ではまだデータが少ない為、アーニングIDXは仮代入の1.00としているが、来年その程度の数字になると思われる。
期待が出来るのかと言われれば「?」だが、募集金額から言って妥当なレベルではないだろうか。期待が全くないわけでもない。
母イソノフォーティは地方(佐賀)で4勝。本馬は母の10歳の時の仔だが、母はこれまで交流戦を勝ったアベニールシチーが代表産駒でアベニールシチーが500万で頭打ちの現状を見ても決して仔出しが良いとは言えない。中央では完全に力不足。
母父のフォーティナイナーは1985年米産。競走馬時代はアメリカでGTを4勝し、種牡馬としても日米で成功を収めた。馬名の由来はアメリカのゴールドラッシュの翌年である1849年にカリフォルニア州に入植した人々"forty−niner"(49er)から。父ミスタープロスペクター(探鉱者)、その母ゴールドディガー(金鉱採掘者)と一族でゴールドラッシュに関係した名前が付けられている。ちなみに、同じミスタープロスペクター産駒にはシーキングザゴールド(金を探せ)やゴーンウェスト(西へ)という馬もいる。
1987年7月にデビュー勝ちを飾ると、次走6着を挟んでその後GT・2勝を含む重賞4連勝。この年6戦5勝という文句のない成績を残しエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された。
翌1988年はフロリダダービーでブライアンズタイムの2着。クラシックではケンタッキーダービーでは牝馬ウィニングカラーズに逃げ切られ2着、プリークネスステークスでは7着に敗れた。ベルモントステークスには出走しなかったが、夏にはハスケル招待ハンデキャップ、トラヴァーズステークスでシーキングザゴールドを破りGTを連勝。そのまま休みなくウッドワードステークスに出走するがアリシーバの2着。準重賞勝利を挟んで臨んだブリーダーズカップ・クラシックではまたもアリシーバの4着に敗れ、同レースを最後に引退、種牡馬入りした。
母国アメリカで種牡馬生活をスタートさせ、初年度産駒からGTホースを輩出。その後もベルモントステークス優勝馬エディターズノート、GTを2勝し日本に輸入されたコロナドズクエストなど多くの活躍馬を出し1996年北米リーディングサイアーに輝いた。その1996年に日本に輸入されるとダート戦線で活躍する馬を数多く輩出、ダート種牡馬の雄としてサイアーランキング上位の常連となった。
2007年、この年の種付けシーズン終了後、受精能力の低下から種牡馬生活を引退した。しかし競走馬・種牡馬としての高い実績を考慮し、繋養先の日本軽種馬協会(JBBA)では功労馬として同馬を引き続き繋養しており、現在もJBBA静内種馬場で余生を過ごしている。
アメリカでは競走実績を問わず本馬の子供が種牡馬として活躍することも多く、幾度と無くそのアメリカから高額で買い戻しのオファーが来ていた。しかしアメリカでの産駒の活躍とは対照的に日本の中央競馬でのGT馬、特に芝のGT馬が出ていないこともあり、これと言って名指しされるほど特筆すべき内国産の後継種牡馬は今のところ探すのは難しい。エンドスウィープなど日本で実績のあった種牡馬を含めフォーティナイナーの後継種牡馬も海外から輸入されている場合が多いのが現状である。
このように力強いスピードを最大の武器とするアメリカンサイアー。主なBMS産駒にインタータイヨウ(兵庫CHS GV・ダート中距離)、スピニングノアール(7勝・芝短距離)、セピアメモリーなど。
ほっさんランキングでも「B+」と水準以上の評価である。これは期待できる。
兄はアベニールシチー。エイブルシチー(募集総額2800万円の高額馬)やギャロップシチー(募集総額1600万円)の代替馬として提供された代替専用馬。父はボストンハーバー。
交流戦で勝ち上がり500万クラスでは人気薄で4着があるも、実質頭打ち。多くは望めそうもない。
生産牧場は幌村牧場で、活躍馬は3勝馬のマコッチャンと4勝馬のワンダフルシチーといずれも最後は1000万クラスどまり。勝率、連対率なども低く、全国レベルではかなり低い評価。
預託厩舎の佐々木晶三調教師は1974年中村武志厩舎所属として騎手デビュー。1979年の桜花賞を師匠の管理馬であるホースメンテスコで制してGT初勝利を挙げた。1982年に騎手を引退し、杉村一馬厩舎の調教助手に転身。騎手成績は1183戦137勝であった。
1994年に調教師免許を取得し、厩舎を開業。
1996年のデイリー杯3歳ステークスGVをシーキングザパールで制して重賞初勝利を挙げた。同馬は翌年のシンザン記念GV
も勝ったが、ローテーション等で馬主と対立し、森秀行厩舎へ転厩となったという話は有名。
2003年のジャパンカップGTをタップダンスシチーで制し、GT初勝利を挙げると、続くようにコスモサンビームが朝日杯フューチュリティステークスGTを勝利した。
以降は順調に勝利数を伸ばし、栗東の有力厩舎の1つに数えられるようになった。
レース前のインタビュー等で強気なコメントをすることが多く見られる。
騎手は師弟関係の佐藤哲三騎手の起用が断トツで多い。それ以外では中舘英二、中村将之、北海道では三浦皇成 各騎手を多く起用する。
開業3年目からは確実に年間18勝以上をあげており、2007年は30勝だった。ほぼ馬房1つにつき1勝ペースというのは馬主としてありがたい。
無理に馬を出走させずに、あらかじめ数週間後の出走レースを決めて、そこに向かってじっくりと仕上げるタイプ。腕は確かで私からすると、この馬はどうかな?という馬でも厳しい調教と確実な仕上げで勝ち上げてくる。
しかし、慎重に仕上げるので、出走回数が極端に少ない馬も。馬主としてはこれは少し寂しい。
とにかく成績はなんでもいいから数を走らせてくれという人には向かない厩舎。
ここ2年は友駿ホースクラブに大量預託されて?22勝と23勝と成績を落とす(笑)。それでも20勝超えは誇れる数字で、優良厩舎と私は言い切る。2010年も12月16日現在20勝と大台は確保。アーネストリーで金鯱賞などを勝利。
掲示板などで佐藤哲三騎手の批判をするような人がいる(エスポの主戦を当時角田晃一騎手だ松岡正海騎手だと言う人がいたことが悲しい。確かに彼らが乗った時の2着馬に対する着差は大きかったがそれはテン乗りだからであって、佐藤哲三騎手は毎回いろんなことをレースで試しておられた。勝ちに着差など関係なく、ハナ差で十分。)が、佐々木晶三厩舎が佐藤哲三騎手を乗せてくるのは当然なので、他の騎手を望む方は、やめておいた方が良い。
私は佐藤哲三騎手の大ファンだし、佐々木晶三師の調教技術を大きく評価している人間なので、喜んでこの厩舎の馬を購入します。
ただ、数年前は、この厩舎に預託予定の馬だけが、募集価格を上積みされていたことも事実。タップダンスシチーの活躍で、一次神格化に近い状態だったこの厩舎の預託予定馬は全て早い段階で満口になり、クラブとしては、少々値を上げても売れるという実態があった。
その時代は私は佐々木晶三厩舎預託予定の募集価格上積馬を1頭も購入していない。しかし、それは価格が気に入らないだけで、厩舎はずっと信用している。
馬体はまず目につくのが薄い皮膚。健康状態が良さそうで高評価。筋量も豊富で飛節も大きい。繋ぎの角度もちょうど良い。首差しの角度が気に入らないが全体的にはいい馬体。
総合評価1.88で、友駿ホースクラブにしてはまあまあの数字です。父ルールオブローは種付料150万円の馬ですが、本馬は牡馬で、以前募集されていた種付料50万円のタップ産駒に同等の母で募集総額1200万円(1口24000円)の通常募集馬よりも、GTクイズ馬で、平均4000円程度は回収できることから、実質投資価格は1口16000円。適正価格だと思います。
適正価格でGTクイズ馬なら欲しいですよね。期待できるところは母父、厩舎、馬体といったところです。しかし、母の戦績と仔出しからは良くて1勝、60ぱーせんとの確率で未勝利の気がします。
頑張れイソノフォーティーの09!!
友駿オーナー新聞・平成23年2月号によりますと、我らが愛馬フォーティUはトレゾアシチーという競走馬名に決定したということです。
トレゾア(Tresor)とは仏語で宝物の意だそうで、大切な愛馬は宝物だという意味が込められているようです。正直、以前の愛馬オタカラシチーを思い出してしまいました。日本語と仏語の違いはあれど、同じ意味ですね。
まあ、強そうかと言われると、うーーんと思いますが、ディープインパクトの産駒のインパクトシチーや、ネオユニヴァースの産駒のユニヴァースシチーみたいに”そのまま”よりは良かったと満足しています。オブローシチーだったら恥ずかし過ぎますからねぇ。
9月7日に更新されましたクラブ公式HPトレゾアシチーの近況報告によりますと、我らが愛馬トレゾアシチーは今週末に栗東トレセンに入厩する予定だということです。
ゲート試験合格までか、一気にデビューまで行くかわかりませんが、楽しみですね。
9月21日に更新されましたクラブ公式HPトレゾアシチーの近況報告によりますと、我らが愛馬トレゾアシチーは先週末(後日確認、9月14日)に無事トレセンに入厩したということです。
相変わらず情報の遅いクラブですが、まずは入厩を素直に喜びたいですね。まだ2歳の9月です。この時期に入厩できるということは順調以外の何物でもありません。
来週の月曜日あたりに競走馬登録されると思いますが、競走馬登録されれば入厩や放牧、そして追い切り情報など詳細な情報が入ってきます。楽しみですね。
我らが愛馬トレゾアシチーは9月26日にJRA競走馬登録をされました。これで入厩や放牧、そして追い切り情報など詳細な情報が迅速に入ってきます。
次はゲート試験、そして順調ならデビュー戦に向けて時計を詰めていくわけですが、年内にはデビューして欲しいですね。
10月4日に更新されましたクラブ公式HPトレゾアシチーの近況報告によりますと、我らが愛馬トレゾアシチーは9月29日の追い切り情報のところで書きましたようにゲート試験は受験していたものの、ダッシュが付かず、不合格となったということです。
そして、調教について行けずに放牧に出されました。クラブ公式HPでは10月4日現在放牧されたとは書いてありませんが、10月3日の時点ですでに放牧に出されています。放牧先は今のところわかりません。かなりデビューは遅くなりそうな気がします。
以下は10月12日に更新されましたクラブ公式HPトレゾアシチーの近況報告です。
立て直しを図るため、大山ヒルズへ放牧に出ました。担当者は「入場後、歩様などを見ましたがだいぶ疲れが残っているようです。しばらくは馬体の回復に専念していったほうが良さそうです」と話しています。
ということで、すでに10月5日には放牧に出されていた我らが愛馬トレゾアシチーですが、12日になってようやく公式に放牧が発表されました。いつもお話しているように友駿ホースクラブはHPの更新が事実より1週間遅いですからねぇ。
しかし、少しトレセンに入っていただけで相当疲れがあるようですし、大変厳しいですね。
トモの状態が悪く、なかなかトレセンに帰して貰えなかった我らが愛馬トレゾアシチーですが、クレセントシチーと交替で2012年3月22日に栗東トレセンへの帰厩を確認しました。
クラブ公式HPでの帰厩の発表はまだですが、22日にはトレセンに入厩しています。すでに新馬戦も最終週で、デビューは既走馬相手の未勝利戦となりますが、いつまで経ってもトモが良化しないなど、走る気配が感じられません。最悪は調教について行けずにデビューを待たずして引退ということも考えなくてはいけません。
4月10日に更新されましたクラブ公式HPトレゾアシチーの近況報告は次の通りです。
先週、ゲート試験に合格しました。佐々木師は「トモに甘いところを残していますが、スタート後のタイムは標準です。今週から追い切りを行っていきたいと考えていますが、順調に乗り込めれば次の京都あたりで登録できそうです。気性面で気難しいところは見られますがキャンターでは今のところ素直に走るので稽古は特に問題なくこなしてくれると思います」と話しています。
ということで、先週、ゲート試験に合格したそうです。先週って言ったら4月5日ですよね。即日近況更新せいっちゅうの。いずれにしてもまずは最初の関門をクリアし、嬉しいです。あとはデビューに向けて時計を詰める作業ですね。
2011年9月19日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力
助手
5F 73.2
4F 56.4
3F 42.0
1F 13.8[9]
アロマティコ(2歳新馬)馬なりの外同入
9月29日 栗東E 良馬場 ゲート一杯
助手
14.6
14.9
2012年3月25日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力
助手
4F 58.5
3F 43.7
1F 13.1[8]
ヒシタイフーン(3歳未勝利)馬なりの内同入
4月1日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力
助手
4F 53.5
3F 39.4
1F 11.9[8]
スカイウエイ(3歳未勝利)馬なりの内同入
4月5日 栗東E 稍重馬場 ゲート一杯
ゲート
助手
13.8
12.2
14.5
4月8日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力
助手
4F 51.8
3F 37.9
1F 12.5[8]
ヒシタイフーン(3歳未勝利)馬なりの外同入
4月11日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う
助手
6F 80.8
5F 66.1
4F 52.4
3F 39.0
1F 12.9[8]
モンサンミーティア(3歳未勝利)馬なりの外同入
2011年9月19日、トレゾアシチー初の追い切り時計を計時しました。しかし、9月28日に更新されましたクラブ公式HPトレゾアシチーの近況報告は次の通りです。
トレセンで調教を進めていましたが、ここにきて疲れが出てしまいました。佐々木師は「午前中は普通に乗り込めますが、午後になって疲れが見られます。まだ中身が出来あがっていないようなので、一旦放牧したほうが良いかもしれません」と話しています。
ということで、どうやらトレセンの強い追い切りについていけていないようです。
9月29日、ゲートからですが、この日ゲート試験に合格しているのではないでしょうか。相変わらず友駿ホースクラブの近況報告は更新が遅いのでわかりませんが(怒)。もっとも、たいした動きではありませんが。
2012年3月25日、約半年ぶりにトレセンてだ追い切り時計を計時しました。かなり時間が経ちましたが、なかなかトモの状態は良化せずに、無理やりトレセンに入れた感が否めません。これから本数を重ねて、良い動きを見せてくれるのでしょうか。それとも調教について行けずに引退を余儀なくされるのでしょうか。
4月1日、終い重点で11秒台とそれなりの脚を見せてくれました。全体の時計も速くてこの終いなら素晴らしいのですが、まだまだこれからですね。
4月5日、ゲート練習、或いは試験ですね。2ハロン目がそれなりに速いですから、まずまずのスタートは切れる馬なのでしょうか。
4月8日、徐々に時計を詰める作業に入っていますね。ということは先週末にゲート試験に合格しているのでしょうか。どんな動きを見せてくれるのか楽しみです。
4月11日、初めて長めに追い切られました。まだ1本目なのに、もう今週出馬想定されています。まさか出走しないとは思いますが、もし出走するのなら、私ほっさんの追い切り評価は「C」です。最低とは言いませんが、まだまだ本数が足りません。よほど小柄なのでしょうか。
クラブ公式HPでも今週出走予定になっていなかった我らが愛馬トレゾアシチー。しかし、
4月14日 阪神2R 3歳未勝利 ダート1200mに出馬想定されています。
フルゲート16頭のところに23頭が出馬想定されておりますが、トレゾアシチーは初出走の優先出走権がありますから、投票すれば出走は可能でしょう。鞍上は現在未定です。
追い切り本数は明らかに足りないですし、動きもさっぱりです。こんな状態で出走しても大敗のタイムオーバーが目に見えています。是非とも今週は出走せずに最低でも来週にして欲しいですね。来週でも早いと思いますが。
愛馬クレセントシチーもそうですが、なぜ佐々木晶三師は最近出し急ぐのでしょうかねぇ。昔は3週間前くらいには出走するレースと騎手を定めてそこに向かって仕上げて行くという感じの人でしたのに。この出し急ぎが厩舎の成績にそのまま反映されている感じです。
以前1走であっさり見切られた小型過ぎる馬、アイリスシチーのようなものならわからないこともありません。トレゾアはもう少しマシでしょう?いや、毎度出てくるトモの甘さから、もう師の中では戦力外なんでしょうね。
ダローネガももっと上手く育てていれば少なくともNHKマイルには出走できていたのに明らかに調整とレース選びに失敗しています。シーキングザパールの一件をお忘れになられたか。
・・・ということで、出走して欲しくないとの思いから、今回は詳細な出馬想定表は掲載いたしません。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
増 | カシノチャーム | 古川吉洋 | 3/18 未勝利 | 阪神ダ1200 | 10 | 15 | 15 | 10 | 13 | 10 | |
ケープジャスミン | 岩田康誠 | 9/04 未勝利 | 札幌芝1500 | 13 | 1 | 2 | 2 | ||||
優 | コウユーサクラサク | 北村友一 | 3/24 未勝利 | 阪神ダ1200 | 3 | 7 | 9 | 4 | 12 | 10 | |
優 | サチノタカチホ | 石橋守 | 3/24 未勝利 | 阪神ダ1200 | 5 | 10 | 7 | 9 | 6 | 8 | |
増 | シゲルライム | 川須栄彦 | 3/18 未勝利 | 阪神ダ1200 | 8 | 8 | 8 | 2 | 6 | 2 | |
初 | ツルミコスモス | 水口優也 | 初出走 | ||||||||
トウケイマネキネコ | 太宰啓介 | 3/18 未勝利 | 阪神ダ1200 | 7 | 7 | 5 | 6 | 11 | 16 | ||
初 | トレゾアシチー | 川島信二 | 初出走 | C | |||||||
増 | ハクユウリリー | 浜中俊 | 3/11 未勝利 | 阪神ダ1200 | 6 | 6 | 6 | 3 | 5 | 7 | |
優 | ハリスキャスケード | 小林徹弥 | 3/24 未勝利 | 阪神ダ1200 | 5 | 2 | 3 | 9 | 5 | 14 | |
初 | マルカディフィート | 高倉稜 | 初出走 | ||||||||
ミヤジガンバレ | 和田竜二 | 1/21 未勝利 | 京都ダ1200 | 6 | 5 | 7 | 3 | 5 | 5 | ||
初 | メイショウヨシミツ | 藤岡康太 | 初出走 | ||||||||
増 | メジロガラメキ | 川田将雅 | 3/17 未勝利 | 中京ダ1400 | 9 | 4 | |||||
増 | リアルブラック | 国分優作 | 3/17 未勝利 | 阪神ダ1200 | 12 | 11 | 10 | 12 | 11 | ||
増 | ロードエストレーラ | 四位洋文 | 3/24 未勝利 | 中京ダ1200 | 2 | 4 | 5 | 5 | 6 | 5 |
表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「優」は前4節以内の優先出走権持ちの馬 「初」は初出走 騎手の太字は乗り替わり
スタート地点は向正面直線の左端、2コーナー出口。最初の3コーナーまでの距離は342m。スタートしてから200mは平坦で、残り1000mから緩い下り坂。4コーナー出口まで下りが続き、残り200mが急坂となる。最後に坂がある分、京都のダート1200mほど露骨な前残りにはなりにくく、外からの差しが決まる。ただし、短距離戦だけに全体的に見れば逃げ・先行勢が有利。
枠順は概ねフラットだが、気持ち外がいい。頭数、脚質やメンバーによって事情が違ってくるのだが、1200mはダートコースのスタートなので枠順にかかわらず、テンのダッシュ力がある馬が先手を奪いやすい。よって、同じ前へ行く馬でも被されるリスクが少ない枠がいい。ただし、コーナー角度はキツイので外目に進路を取る馬は上手く回らないと、外に振られる。
芝と同じくパワータイプの馬が優勢。前で押し切るにも差すにも馬力が必要。
有利な枠順 わずかに外 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント 先行力、パワー種牡馬ベスト アフリート、フォーティーナイナー、ブライアンズタイム 連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、福永祐一、四位洋文、岩田康誠 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分14秒1 1分14秒7 1分13秒2 1分13秒1 2歳未勝利 1分14秒1 1分14秒0 1分12秒9 1分13秒4 2歳500万 1分13秒0 1分12秒2 1分12秒6 3歳新馬 1分14秒4 1分14秒0 1分13秒3 1分12秒7 3歳未出走 1分14秒5 1分13秒8 1分12秒2 3歳未勝利 1分13秒9 1分13秒7 1分13秒0 1分13秒3 3歳500万 1分13秒0 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒2 古馬500万 1分12秒7 1分12秒5 1分11秒8 1分11秒9 古馬1000万 1分12秒1 1分11秒7 1分11秒4 1分10秒8 古馬1600万 1分11秒4 1分10秒2 1分10秒9 古馬オープン 1分10秒6
今回のトレゾアシチーの鞍上は言ってはなんですが、余りモノの川島信二騎手です。トレゾアシチーは当初京都には間に合う(4月21日以降)という想定で準備が進められて来ました。
それがいきなり1本長めを追い切った直後に方針転換。今週出馬することになりました。しかし、突然の方針変換だった為に水曜日の時点でも鞍上は決まっておらず、当日同レースに騎乗しない騎手の中から川島信二騎手が選ばれました。
前回、我が愛馬マデイラに騎乗していただいた時は、マデイラに日々調教を付けてくれている騎手ということで期待もありましたが、今回のようなテン乗りでは正直期待は薄い騎手です。
私ほっさん愛馬への騎乗は過去5度ですが、いずれも人気通りで特に上手さを感じることはありませんでした。
2012年4月12日現在、中央通算215勝、勝率5.2パーセント、連対率11.2パーセント、重賞は4勝でうち3勝がオースミハルカでのもの。人気は11、7、5、5番人気といずれも低評価を覆しての優勝だった。全体的に低い数字だが、騎乗馬の質を考えると頑張っていると思える。
昨年(2011年)は中央18勝、勝率5.3パーセントと例年並み。今年はここまで8勝で勝率8.2パーセントと好調。
川島 信二(かわしま しんじ)は1982年11月24日生まれの29歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する12年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。デビュー時は安藤正敏厩舎所属。現在はフリー。
安藤正敏厩舎が解散した時にスタッフが荒川義之厩舎に移り、今もつながりが深い。荒川義之厩舎と宮本博厩舎で調教を手伝っており、攻め馬だけでなく、実戦でも乗ってきたら注意すべき。JRAの調教師である田島良保は義父(妻の父)にあたり、このラインも強力だ。
千葉県にある宝馬乗馬クラブに兄弟で練習を積んだ後、競馬学校に入学(アニマル・ベジテイション・カレッジに入学とあるが同校が開校したのは競馬学校に入学した年である)。競馬学校第17期生の同期には難波剛健、田中亮、大庭和弥、小坂忠士らがいる。
2001年に安藤正敏厩舎(2007年に解散)からデビュー。初騎乗は3月3日、中京競馬第1競走のイスズペルルで、10頭立ての10着だった。初勝利は同年3月4日の中京競馬第5競走で、オースミダイモンに騎乗してのものであった。1年目は10勝。
2003年にマイネルブラウで小倉大賞典を制して重賞初勝利。また、オースミハルカとのコンビで3勝を挙げている。特に2003年のクイーンステークスは、相手が休み明けだったとはいえ、女王ファインモーションの追撃を振り切る金星であった。同馬では2004年、2005年のエリザベス女王杯を2年連続2着するなどの活躍を挙げている。
2006年1月7日の京都競馬第4競走をマイネルオレアに騎乗して勝利し、JRA通算100勝を達成した。
2011年7月に通算200勝を達成。
フリーに転向する以前に所属していた安藤厩舎は、1993年に落馬事故で死亡した岡潤一郎が生前所属した厩舎で、安藤から「これぐらいの騎手にならなければいけないぞ」と言われて岡の鞭を託され、今もお守りとして所有しているという。
キノコが好きで、調教のウエアはキノコの刺繍である。また北海道大学へキノコ図鑑(五十嵐恒夫著『北海道のキノコ』)を買いに行ったことがある。
「思い切りの良さと一生懸命さが売り。ペース判断やコース取り、馬群の捌きで甘さがある。2011年の成績を見ると、まず1番人気馬で[2・2・0・2]の勝率.333、連対率.667。15勝のうち10勝が単勝1000円以上で、単勝回収率は105パーセントと100パーセントを超えている。脚質は逃げ4、先行が5、差し・追い込みが6。2010年は単勝回収率が23パーセントで2011年はリズムが良い感じだ。田島良保、宮本博、荒川義之、加用正の各厩舎で多めに乗ってソコソコの成績を残している。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)
ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)
2008年 2月 2日 ミッシェルシチー 小倉芝1200m 12着/12番人気
2008年 7月20日 エクストラシチー 小倉ダ1000m 11着/9番人気
2008年 8月 3日 エクストラシチー 小倉芝1200m 8着/9番人気
2010年 9月26日 プレザントシチー 阪神ダ1800m 7着/13番人気
2012年 3月17日 マデイラ 阪神芝1400m 11着/10番人気
2012年3月17日 マデイラに騎乗する川島信二騎手。
競馬ブック
見解
「メジロガラメキの初戦は外に張る面を見せながらも行きっぷり良く追走。父系、母系ともに短距離色が強く、ひと叩きと1ハロン短縮で。ロードエストレーラは初めての1200メートルで好結果。シゲルライム、コウユーサクラサクと続く。」
短評は「波乱含み」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 メイショウヨシミツ △ △ ロードエストレーラ 〇 ▲ 〇 メジロガラメキ ◎ ◎ ◎ ハリスキャスケード △△ △ △ コウユーサクラサク △ △△ △ トレゾアシチー ミヤジガンバレ △ △ シゲルライム △ △△ マルカディフィート △ ケープジャスミン 〇
あとは無印
予想オッズ
馬名 予想オッズ メジロガラメキ 2.9 ロードエストレーラ 4.3 コウユーサクラサク 7.1 ケープジャスミン 7.7 ハリスキャスケード 9.1 中 略 ミヤジガンバレ 19.9 マルカディフィート 30.3 リアルブラック 34.7 トウケイマネキネコ 37.9 トレゾアシチー 37.9 カシノチャーム 40.4 サチノタカチホ 41.8 ツルミコスモス 50倍以上
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 メジロガラメキ 40 40 ロードエストレーラ 68 59 56 57 コウユーサクラサク 66 66 59 65
デイリー馬三郎
吉田順一 本紙の見解
「ロードエストレーラの前走は相手が悪かっただけ。砂スタートでのダッシュ力は上々で、ここも好位から立ち回れるはず。顔ぶれからもひと押しが利く。」
◎ ロードエストレーラ
○ トウケイマネキネコ
▲ メジロガラメキ
以下省略
トレゾアシチーはもちろん無印 全13記者の中で△印1つありません。そりゃそうだ。
トレゾアシチー
「体質が弱くてここまでデビューが遅れた。まだ動きの方も地味だし、初戦は割引が必要。」(佐々木晶三調教師・デイリー馬三郎)
「もう少し調教を積みたいところでしたが、疲れが出そうなので早めに登録しました。動きは特に問題ありませんが実戦での変わり身に期待ます」(佐々木晶三調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
トレゾアシチーはずっとトモが頼りないと言われてきた馬。そして最初のゲート試験でもダッシュが足らず不合格になるなど、競走馬としては能力的に厳しい馬です。
それならば、渾身の仕上げで少しでも上の着順を目指すというのならわかりますが、今回長めを初めて1本追っただけの仕上がり途上での出走。4月10日のクラブ公式HPのトレゾアシチーの近況報告でも京都(来週以降)には間に合いそうです程度の状態でした。
それがいきなりの出走。クラブ公式HPでもなんの前触れもありません。こんな暴挙は馬主であるクラブが止めるべきです。競馬は結果が全てである以上、今回トレゾアシチーが勝ち負けに絡むのならなんの文句もありません。しかし、常識的に考えて二桁着の大敗は目に見えています。
同じ二桁着の大敗でもしっかりとやってくれての大敗ならなんの文句もありませんが、こんな状態で出走させて次走への権利が取れずに期間を空ける為の放牧なんかしていたら、いたずらに預託管理費を要するだけで、だれも得をしません。もっとも、厩舎は損をすることはありませんが。
ですので、予想どころではなく、タイムオーバーの懸念の方が大きいです。こんな状態で出走奨励金の貰える8着以内に入れる馬でしたら、次走は掲示板は確実でしょう。いずれにしても能力だけで押し切っているということになりますが。
今回のトレゾアシチーは私の地元阪神での出走ですが、元々出勤日であり、かつ今週と来週は出ても関東馬のガウディシチーとエトランゼシチーだけと思っていましたので、最初から競馬場に行く気はありません。
もっとも、こんな仕上げていない、しかも能力に疑問を感じる馬の為にわざわざ休日を融通してまで競馬場に行きたいとも思えません。叩いて次なら多少の期待も出来ますし、是非とも応援に行きたいですが。
とにかく、せっかくの初出走の優先権を無駄にしている気がしてなりません。
追い不足のトレゾアシチーはスタートで立ち遅れ、二の脚もつかず14番手。道中も追走に余裕がなくそのまま流れ込んだだけの14着。後ろの2頭は話にならないレベルの馬でした。トレゾアシチーは予想通り全くいいところがなかったですね。
今回のトレゾアシチーの走破時計1分14秒9重馬場は、阪神ダート1200mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分13秒0重馬場ということからも初戦とは言え話にならない時計です。
もっとも、全く追い切りも足りていませんし、最初からそうなることはわかっていたわけですが。この出走になんの意味があるんですかねぇ。とにかくこれだけ待たせておいてもう一度中期の放牧に出す為の口封じ的な出走なんでしょうね。
トレゾアシチー(14着)
「泥だらけの馬場で道中砂を被り、上を向いて走っていました。直線に向いてから他馬に接触するなど気ムラな面を見せていたようです」(佐々木晶三調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
3歳の4月において、まだ体質が・・・などと言っている馬がなんとかなるわけもなく、良くてあと1、2戦して勝ち上がれずに引退でしょう。代替で貰ったスピカシチーのようにコマシな代替馬が来ることを願います。
トレゾアシチーがトモが甘かったり、体質が弱いのは生き物ですから仕方がないのですが、今回のレースではそれらを差し引いても全くいいところがありませんでした。ようするに血統同様能力を感じさせるものではありませんでした。今後時間をかけても激変することはないでしょうし、とても勝ち上がれる馬とは思えません。残念ながら見切りを付けることも大切だと思います。
仮にトレゾアシチーが良血馬だったとしても、もう厳しいでしょう。比較的馬房の賑わっている佐々木晶三厩舎ですし、次走で引退になると思います。
いつもなら、縁あって愛馬になった馬ですし、もっと頑張って欲しいと思うのですが、やはりGTクイズだけが目的で購入した馬ですし、地味な血統からも代替馬程度の期待もなかったですから、どうしてもあっさりとしてしまいます。すみません。